農場HACCP・J-GAPへの取り組みについて

 

~消費者の皆様に安全なお肉を提供するために~

 

私たちは直接、消費者の皆様にお肉を提供しているわけではありません

しかし、生産者として自分たちの作る牛たちには責任を持ちたい。

 

牛たちを健康に育てるためにはどのような環境下・飼養管理下に置くべきか、自分たちの日々の仕事を振り返り、問題点を明らかにし、改善していく。

 

その結果、皆様に安心して召し上がっていただけるお肉を作ることができれば・・・

 

そんな思いから始めたこの取り組みもいよいよ大詰めを迎えることとなりました。

関係者の皆様には多くのご助力をいただき、感謝申し上げます。

 

衛生管理方針

1.私たちは、お客様に「安全」な牛肉をお届けし、「安心」して食していただくことで社会に貢献いたします

 

2.私たちは、生産する牛肉の安全性を確保するために、農場HACCP認証基準に基づいた衛生管理システム及び貿易体制を構築し、

 維持し、継続的改善を行い、必要に応じて更新することに努めます。

 

3.私たちは、衛生管理方針、家畜衛生及び食品衛生に関する法令、条例、規則を遵守し、家畜伝染病などの発生防止、まん延防止に

 努めます。

 

4.私たちは、地域の畜産関係者と協力して、衛生管理の向上に努めます。

 

5.私たちは、牛肉の安全性を確保するために全従業員に衛生管理方針を周知徹底し、食品安全に関する知識の向上に努めます。

 また、健康な牛を飼育するために飼養衛生管理向上の目標を定め、衛生管理システムを運用し、実績を検証し、システムの改善を

 行います。そのために、食品安全の研修会や外部・内部コミュニケーション活動を行います。

 

6.労働安全(労働災害ゼロを目指します)

 

7.環境保全(廃棄物の適正な処理と有効活用、省エネルギーを推進します)

 

8.信頼できる販売管理(トレサビリティや識別管理、迅速な苦情対応に努めます)

 

9.アニマルウェルフェアへの配慮(チェックリストで点検を行います)

 

10.地域社会との円滑なコミュニケーション(地域貢献を重視します)
 

11.私たちは、関連するフードチェーンの他、お客様にもご理解いただけるように、開設しているホームページを通じて「衛生管理方針」

 や、その他の情報を公開いたします。

 

山種易産業株式会社

代表取締役社長 倉山 建造

HACCP認証をいただきました!

HACCPの認証取得に向け走り出してから2年余り。思えばたくさんの方々の力をお借りしてここまで来れました。正直、何度も「止めてしまいたい」と思いましたが、その度に皆さんが支えてくれました。

この場を借りて感謝を申し上げます。「これまで支えて下さり本当にありがとうございました」

とは言え、認証を取って終わりではないので、これからは日々、粛々と記録を付け、従業員一同話し合いの場を持ちながら会社の業務内容を見直し、より良い仕事環境を作り、最終消費者の方々に胸を張って安全なお肉をお届けできますよう衿を正していきたいと思います。

関係者の皆様には引き続きご面倒をおかけするとは思いますが、ご協力をお願い致します。

 

と、堅苦しい話をしましたが、本当に一段落して良かったです。

JGAPの認証をいただきました!

盛大なコソコソ話。HACCPの認証を受けてすぐ「やっぱりGAPも取る」「いつまでにですか?」「今年中(笑顔)」「・・・了解で~す」

 

HACCPの土台があるからとはいえ、半年足らずで最新版を取得するのはさすがにキツイ。

ので、2017年版の差分審査を受けることとなりました。

 

そもそもHACCPとJGAPの違いって何よ?

  • HACCP→食品衛生管理面で安全性を保障するシステムの構築ができている農場に与えられる認証
  • JGAP→食の安全のみならず、環境・労働者の安全・持続可能な農業経営が確立されたと認められた農場で飼育された農畜産物(当牧場では牛)に与えられる認証

そのあたりの理解、HACCPにはない文書類の作成など正に怒涛の半年でありました。こちらもやはり多くの皆様にご指導いただきながら

何とか11月の審査にこぎつけ、是正すべき点の報告書を提出し、無事当初の目標であった2023年中に認証をいただくことができました。重ね重ねありがとうございました。

農場・生産物(牛)共に「食の安全」を公に認めていただいた訳ですから、その重みに恥じない物を作っていけるよう従業員一同

全力で取り組んでまいりたいと思います。